1、「国際版権論壇」、成都で開催
9月17日から19日にかけて、中国国家新聞出版広電総局、国家版権局と四川省人民政府が主催の「第五回中国国際版権博覧会」は成都で開催された。博覧会の関連活動として、WIPO(世界知的所有権機関)と国家版権局は15日から17日にかけて、「国際版権論壇」を主催した。今回の参会者は、百国以上の工業所有権管理機関、国際業界協会、大手企業、学界からの約600名の代表だけでなく、 中国全国およそ30省の新聞出版広電局、版権局のリーダー、約200ヵ所の業界、企業、文化創意産業基地からの代表も含まれているという。
2、李克強総理、「重大な知財権侵害行為に耐えられない処罰」
9月10日から12日にかけて、2014年サマーダボス(ニューチャンピオン年次総会)は天津で開催された。中国国務院総理、李克強氏は開幕式に出席し、基調講演を実施した。李克強氏は講演で、「知的財産権の保護というのは、発明の火種とイノベータ―の権利を守ることであり、知的財産権への重大な侵害行為に法律により厳罰に処すべき。イノベーションのため、巨額賠償などの罰で違法者に耐えられない代価を支払わせる」と指摘した。
3、「QQ」をめぐる争い、テンセントが敗訴
商標「QQ」をめぐる中国テンセント(騰訊)社と奇瑞社との争いは昔から続いてきた。2003年にテンセントは奇瑞の登録商標「QQ」について異議申し立てを行った。その後、奇瑞のからの「商標攻撃」対し、テンセントは「第12類、自動車」において、「QQ」を商標登録したが、奇瑞も異議申立てを行い、国家商標行政管理総局の商標評審委員会は「QQ」についての商標登録を取り消した。テンセントは商標評審委員会の裁定を不服として行政訴訟を提起し、2014年9月14日に、北京市高級人民法院は商標評審委員会の裁定を維持する終審判決を下した。11年間をわたって、この商標権の争いはようやく一時的に終わった。
4、FACEBOOK中国語商標「臉譜」、出願拒絶
米FACEBOOK社はソーシャルネットワークサービスを提供し、アクティブユーザーは10億を超えたという。先日、FACEBOOKは娯楽等の役務を指定し、「臉譜」について商標登録出願をしたが、国家商標行政管理総局商標評審委員会は、「出願商標は他人の同一又は類似商品についての商標に類似する商標である」として出願を拒絶した。その後、FACEBOOKは不服として北京市第一中級人民法院に行政訴訟を提起したが、法院は商標評審委員会の裁定を維持する判決を下した。
Copyright © 2003-2018 China Intellectual Property Magazine,All rights Reserved . www.chinaipmagazine.com 京ICP备09051062号 |
|