1、著作権法改正予定 罰金の増加へ
国務院法制弁公室は6月6日から「中華人民共和国著作権法(修訂草案送審稿)」について、社会に意見を求めることを始まった。「送審稿」により、著作権行政管理機関は差し押さえの権利を付与された。
「送審稿」においては、現行著作権法で定められた17個の権利を13個に整合し、 改変権、放映権、撮影製作権、編集権4つの権利を削除したとともに、広播権を播放権に変更した。侵害行為を防止すべく、「送審稿」おいては、罰金の倍数が「著作権法実施条例」に規定されている「違法経営の売り上げの3倍」から「5倍」へ、「5万元」から「25万元」へ変更された。
2、ユニクロ、商標権侵害で提訴される
先日、ユニクロに属する迅銷(中国)商貿株式会社は、自社の服装商品に他社の商標に類似する「UL」という標識を使用したとして、広州市指南針会展服務株式会社と広州中唯企業管理咨詢服務株式会社に、商標権侵害で提訴され、当該服装の生産販売の差止と15万元の損害賠償金を求められている。現在、海淀区中級人民法院は受理した。
3、「ディープリンキング」による著作権侵害行為に有罪判決
サイトのバックエンドに設置されていたリンクにより、映画作品のトレントファイルを取得した後、ユーザーに提供すると共に、「QVOD」というソフトをユーザーに強制的に使用させるという「ディープリンキング」との手段で、経営管理者である張はユーザーに941本の映画作品を提供していた。上海市普陀区法院は著作権侵害罪に問われた被告人張に対し、懲役1年3ヶ月、執行猶予1年3ヶ月と罰金3万元の有罪判決を言い渡した。
4、「美孚」とは別物 「亜太美孚」は商標権侵害と認定
先日、重慶市第五中級人民法院は米国のエクソンモービル(中国語で「埃克森美孚」という)株式会社が商標権侵害で濮陽埃克森美孚株式会社と重慶鈞偉株式会社を提訴したことに対し、一審判決を下した。判決により、「亜太美孚」を使用した被告の商品の生産、販売を差し止めることと28万元の損害賠償金を認められた。
5、「大明本草」商標登録却下
湖北省医薬産業の大手企業、湖北省馳名商標である「李時珍」を所有している李時珍現代生物医薬集団株式会社は、黄酒を類別とする商標である「大明本草」という商標の登録出願をしたが、国家工商行政管理総局商標評審委員会に出願拒絶の再審査が却下された。これに対して李時珍社が行政訴訟を提起したが、先日、北京市第一中級人民法院は、商標評審委員会の決定を維持するという一審判決を下した。
6、知財法院を設立意欲が高いが 審級は要検討
知的財産法院は軍事法院、海事法院、鉄道運輸法院に続き、新たな専門法院として間もなく設立されるという。6月6日に、中央全面深化改革領導小組は第三次会議を行い、「関於設立知識産権法院的方案」を可決した。知財専門法院を成立する目的は、全国の範囲内に知財事件の判決の結果を統一させることである。各地は知財専門法院を設立する意欲が非常に高く、しばらく前に、北京、上海、南京、広東は率先して知財専門法院を設立する意欲を表わしたという。
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