1、ビデオボックス、広電総局の禁令で停止へ
広電総局と新聞出版総局は今月中旬にインターネットテレビライセンシーに対して出した通知に基づき、6月24日、インターネットテレビ端末に規則を違反したビデオソフトをダウンロードするルートを閉鎖しろと要求しているという。広電総局はすでに浙江、上海におけるテレビセットトップボックスに審査を受けていないビデオアプリをプリインストールする行為を禁止し、インターネットテレビライセンシーである華数と百視を整頓させ、直ちに営利的な視聴サイトのクライアントソフト、ビデオ集合ソフトとウェブブラウザをダウンロードするルートを閉鎖させ、既にインストールされたソフトを処理させ、整頓が完了するまでに両社のインターネットテレビ端末を販売することを禁止した。
2、最高院、「舌尖」を含む典型的な事件を公表
6月23日、最高人民法院は再び、民事訴訟、刑事訴訟、行政訴訟等にかかわる5件の人民法院典型的な事件を公表した。この前注目されていた央視国際対土豆サイト事件も含まれている。上海全土豆株式会社は、運営している土豆サイトに大ヒットしたドキュメンタリー番組「舌尖上的中国」を無断でアップロードしたため、央視国際に賠償金24.8万元を支払いしろと命じられた。
3、Sohu、著作権侵害で今日頭条を提訴
Sohuは6月24日、Sohuが著作権を持つ著作物は今日頭条に無断で複製、改竄されているとして、著作権侵害と不正競争行為で今日頭条に対して訴訟を提起した。侵害行為の差し止め、謝罪声明と1100万元の損害賠償を求めている。北京市海淀区法院は提訴を受理した。
4、高考満点作文の著作権、無視するべからず
全国各地の高考(中国におけるセンター試験)の採点が終わったとともに、満点を取った作文も次々とメディアに掲載されたが、満点作文の公表、転載、出版などに関する著作権問題は無視されているという。著作権法により、高考作文の著作権は著者の受験生に属すため、メディア等は作文を公表、転載、出版する際、受験生の氏名表示権、公表権、公衆送信権などの権利を重視すべきである。作文を公表するか否かを決めるのは著者の受験生であり、無断利用行為は権利侵害行為に該当しうるという。
5、湖南衛視と愛奇芸の著作権争いは泥沼化
「爸爸去哪儿2」が上映する前に、湖南衛視芒果TVが突然に360影視と戦略的提携を結んだことを発表し、後者はインターネットにおける「爸爸去哪儿2」のプレミア上映を行うことができた。湖南衛視と360影視の提携は、昨年に愛奇芸が湖南衛視から取得した「爸爸去哪儿」の第二シーズンの「独家網絡版権」(インターネットにおいて著作権の独占的実施権)を侵害したと、愛奇芸が主張している。「爸爸去哪儿2」の中で出るべきだった「楽視TV·超級電視」、「伊利QQ星」などスポンサー企業の商品、標識は、提携先から許諾を得ずに、愛奇芸に無断で削除、変更され、隠されたという。仮に楽視、伊利はこれを理由として湖南衛視を提訴するとともに、湖南衛視も愛奇芸に対して著作物同一性保持権が侵害されたとして訴訟を提起すれば、愛奇芸は法律により制裁を受けるという。
6、360と百度の不正競争訴訟合戦、両社ともに賠償命ず
6月18日、北京市第一中級人民法院は360と百度が不正競争で互いを提訴した事件に対して、一審判決を下した。両社とも、相手が提起した訴訟で敗訴したため、法院は、百度に60万元の損害賠償金の支払いを命じた一方、360にも賠償金50万元の支払いを命じた。
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